山歩きの日記

くじゅう連山・平治岳|花咲く丘を歩く

すし君

2025年5月31日、ミヤマキリシマが咲き誇る平治岳の登山に出かけました。

この時期は、九州を代表する花の名山、平治岳の山肌がミヤマキリシマのピンク色に染まる季節。その絶景を求めて、久しぶりに山頂を目指しました。

登山ルート

  • スタート:長者原(登山口)
  • コース:坊ガツル → 平治岳 → 坊ガツル → 長者原
  • 歩行時間:登り約3時間、下り約2時間

今回のルートは、長者原登山口からスタートし、坊ガツルを経由して平治岳へ登頂するコース。

朝の長者原は涼やかな空気に包まれ、樹林帯の中を歩くと木漏れ日がとても気持ちよく、鳥の声や風に揺れる樹々の音が、日常から非日常の世界へと誘ってくれました。

序盤の樹林帯は比較的穏やかな登りですが、数日前の雨の影響で足元は少し湿っていて、滑らないよう注意しながら進みます。

しばらく歩くと道は平坦になり、樹林帯を抜けて雨ヶ池へ。

水を湛えた雨ヶ池にはまだ出会ったことがありません。。。

雨ヶ池を越え、樹林帯をしばらく下り、坊ガツルの湿原に出ると、一気に視界が開け、くじゅう連山の雄大な姿が目の前に広がりました。

坊ガツル湿原を歩く。新緑と湿原の景色が心地よい道です。

ここで偶然、ダンディ登山さんやまキャンさんとお会いし、しばし談笑。山でのこうした出会いは本当に嬉しい瞬間です。

YouTuberのダンディ登山さん、やまキャンさん

ミヤマキリシマ咲き誇る急登

坊ガツルを後にし、いよいよ平治岳の急登に取り掛かります。

序盤は樹林帯を抜けるように登り、次第に傾斜がきつくなり、根や岩を頼りに足を運びます。

そして視界が開けると、目の前には一面のミヤマキリシマ

大戸越(ウトンコシ)からの平治岳

ピンクの花が山肌を埋め尽くし、新緑の緑と花の色のコントラストが本当に美しかったです。

新緑と花のコントラストが際立ちます。
神様が敷いた絨毯に違いない光景。

登るほどに、その花の密度はさらに濃くなり、まるで“花の丘”を歩いているようでした。

山頂付近、見渡す限りのミヤマキリシマ。この季節だけの奇跡の風景。

平治岳は急登が続く山ですが、登り切った後の絶景が疲れを吹き飛ばしてくれる山です。

平治岳山頂の眺め

山頂に着くと、くじゅう連山の主峰群や坊ガツル、遠く阿蘇山まで見渡せる大展望。

この日は午前中こそ青空が広がりましたが、午後からは雲が湧き上がり、ミヤマキリシマの花々が柔らかな光の下でより鮮やかに感じられました。

風も穏やかで、山頂で過ごす時間は格別でした。

平治岳山頂からの眺め。山肌を染める花と、遠景の山並み。

坊ガツルテント泊の夜

平治岳の絶景を堪能したあとは、坊ガツルに戻りテント泊

広大な湿原とくじゅうの山並みを背景に静かに夜が更けていく時間は、テント泊ならではの贅沢なひとときでした。

朝を迎え、下山

翌朝、のんびりとテントを撤収して下山開始。

坊ガツルでなんとYouTuberのいけしんさんとお会いし、驚きとともに少しだけお話する機会も! 山の中での偶然の出会いは、登山の楽しみの一つですね。

そして、長者原への下山中には、初めてMt.Sushiの視聴者さんから「動画見てます!」とお声がけいただくという嬉しい出来事がありました!

思わず疲れも吹き飛ぶような喜びで、これからも動画を通じて山の魅力を届けたいと改めて感じた瞬間でした。

下山時も、時々見える平治岳の花の斜面を振り返りながら、名残惜しく、くじゅう連山を後にしました。

山の出会い、自然の美しさ、そしてミヤマキリシマの群落が見せてくれた特別な時間。この時期だけの絶景を心に刻む、素晴らしい山行となりました。

また季節を変えて、この山を歩きたいと思います。

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Mt.Sushi
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すし君とおいもちゃん
♦︎九州在住|登山ブランク10年の会社員すし(夫)と登山初心者のおいもちゃん(妻)です。
♢2024年から週末は山登りに出かけるようになり、のんびり登山を楽しんでいます。
♦︎雄大な山の景色や山ごはん、おすすめ情報や、ビギナーならではの体験談、初心者が知っておくべき知識など、気ままに投稿しています。少しでもお役に立てると嬉しいです。
♢YouTubeもやっていますので、よかったら遊びにきてください^ ^
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